
従量電灯BとCの違いとは?電気料金の仕組みと選び方を徹底解説
この記事の要点
- 従量電灯Bは10〜60A、従量電灯Cは6kVA以上の大容量向けのプランである
- 従量電灯Cは契約容量(kVA)に応じて基本料金が加算される仕組みである
- 世帯人数や家電の使用状況に合わないプランを選ぶと基本料金を損する場合がある
一般家庭で多く使われている「従量電灯B」と、商店や電気使用量の多い家庭向けの「従量電灯C」の最大の違いは、契約できる「アンペア数(電気の容量)」の大きさと「基本料金の計算方法」です。従量電灯Bは10A〜60A(アンペア)の範囲で契約し、従量電灯Cは6kVA(キロボルトアンペア)以上の大きな容量で契約する仕組みになっています。
この記事では、電気代の仕組みを正しく理解して固定費を抑えたい方や、電気の紹介・取次副業を始めたい方に向けて、従量電灯BとCの違いを専門用語を使わずに分かりやすく解説します。
従量電灯Bと従量電灯Cの決定的な3つの違い
電気料金プランの基本となる従量電灯Bと従量電灯Cには、主に3つの違いがあります。それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。
1. 契約できるアンペア数(容量)の範囲
もっとも大きな違いは、一度に使える電気の最大量(契約容量)です。
- 従量電灯B:一般的に10Aから60Aまでの範囲で契約します。一人暮らしから一般的なファミリー層までの世帯に対応しています。
- 従量電灯C:6kVA(キロボルトアンペア)以上で契約します。1kVAは10Aとおおよそ同じ強さであるため、実質的に「60Aを超える容量」が必要な場合に選ばれるプランです。大型の家電製品を複数同時に動かす家庭や、業務用冷蔵庫を使う商店などが対象になります。
2. 基本料金の計算方法
電気代の基本料金は、プランによって決定方法が異なります。
- 従量電灯B:契約するアンペア数(30A、40Aなど)に応じて、段階的に基本料金が固定で設定されています。アンペア数が小さければ基本料金は安くなり、大きくなれば高くなります。
- 従量電灯C:契約する「kVA数」に応じて基本料金が決まります。例えば、1kVAあたり約300円〜400円程度(電力会社や地域によって幅があります)と設定されており、契約容量が大きくなるほど基本料金が加算される仕組みです。
3. 電気量料金(従量料金)の単価
使った分だけ支払う「電気量料金」の単価にも違いがある場合があります。
多くの主要電力会社では、従量電灯BとCの1kWh(キロワットアワー)あたりの単価は同じ段階制(使えば使うほど単価が上がる仕組み)を採用しています。しかし、新電力会社の中には、BとCで異なる単価設定を行っているケースもあるため、事前の確認が必要です。
すでに「自分は一般家庭で、60Aを超える予定はない」と分かっている方は、この先の詳細な比較を読み飛ばして、記事後半の「乗り換え時の注意点」へ進んでいただいて問題ありません。
従量電灯BとCの料金比較(東京電力エリアの例)
具体的な料金のイメージを持つために、東京電力エナジーパートナーの従量電灯プランを例に金額を見てみましょう。数値は社会情勢や燃料費の変動により変わるため、最新情報は各電力会社の公式ホームページをご確認ください。
従量電灯Bの料金設定
一般家庭でよく使われる従量電灯Bの基本料金は、以下のようにアンペア数ごとに分かれています。
- 10A:約300円程度
- 30A:約1,000円程度
- 50A:約1,600円程度
- 60A:約1,900円程度
従量電灯Cの料金設定
従量電灯Cの基本料金は、契約容量1kVAあたりで計算されます。
- 基本料金:1kVAあたり約300円程度
- 6kVAで契約した場合:約300円 × 6 = 約1,800円程度
このように、従量電灯Bの60A(基本料金約1,900円程度)と、従量電灯Cの6kVA(基本料金約1,800円程度)は、ほぼ同等の電気容量であり、基本料金の負担も近くなります。そのため、電気を多く使う境界線にいる家庭では、どちらのプランが適しているか慎重に見極める必要があります。
電気料金の基本的な仕組みや、消費者保護に関するルールについては、経済産業省の資源エネルギー庁ウェブサイトなどで公表されているガイドラインを参考にすると、より正確な知識が得られます。
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詳しくはこちら →どちらを選ぶべき?判断基準とよくある失敗例
電気の契約プランを選ぶ際の具体的な判断基準と、実際に発生したプラン選びの失敗例を紹介します。
判断基準:同時に使う電化製品の多さ
- 従量電灯Bが向いているケース:エアコン、電子レンジ、ドライヤーを同時に使うとたまにブレーカーが落ちるものの、普段の生活には支障がない場合。30A〜50A程度で十分に暮らせる一般家庭です。
- 従量電灯Cが向いているケース:二世帯住宅でキッチンや浴室が2箇所以上あり、大型エアコンを複数台同時に稼働させる場合。または、自宅でカフェや美容室などの店舗を経営し、業務用の機器を使用する場合です。
よくある失敗例:容量不足と基本料金のムダ
- 失敗例A(容量不足):電気代を安く抑えようと、広い2世帯住宅なのに従量電灯Bの40Aで契約したケース。夕食時にエアコン、IHクッキングヒーター、電子レンジを同時に使ったところ、頻繁にブレーカーが落ちてしまい、家事や生活に大きなストレスがかかってしまいました。
- 失敗例B(基本料金のムダ):以前の住人が店舗として使っていた物件にそのまま住み、電気の契約も引き継いで従量電灯C(10kVA)のままにしていたケース。実際には一人暮らしで電気をほとんど使わないにもかかわらず、毎月約3,000円以上の基本料金を支払い続けることになり、年間で数万円規模のムダな出費が発生してしまいました。
固定費を下げるための乗り換え手順
現在の契約がライフスタイルに合っていないと感じた場合、以下の手順でプラン変更や電力会社の乗り換えを行います。
1. 現在の検針票(電気ご使用量のお知らせ)を確認する
まずは現在の契約プランが「従量電灯B」なのか「従量電灯C」なのか、そして契約アンペア数(またはkVA数)を確認します。
2. 過去1年間の最大使用量を把握する
電力会社のマイページなどで、過去1年間の電気使用量の推移を確認します。特に電力を多く使う夏や冬のピーク時を基準に、最適な容量を検討します。
3. 電力会社へプラン変更または乗り換えの申し込みを行う
同一電力会社内でのアンペア変更(BからC、またはCからBなど)の場合は、アンペア変更工事(スマートメーターの電子的設定、または宅内ブレーカーの交換工事)が必要になるケースがあります。工事費用は原則不要なことが多いですが、宅内の配線状況によっては自己負担の工事費用が発生する場合があります。
他社への乗り換えを検討する際は、「10ヶ月の継続利用を条件に、初月の基本料金を無料とする」といったキャンペーンが適用される場合があります。こうしたキャンペーンを利用する際は、必ず「最低利用期間」や「途中解約時の違約金」といった条件を細かく確認し、トータルで本当にお得になるかを判断してください。
電気の紹介・取次副業に活かすポイント
「固定費ダウン副業ノート」として、この知識を副業(紹介・取次業務)に活かす方法についても触れておきます。在宅やスキマ時間でお小遣いを増やしたいと考えている未経験者の方にとって、電気代の見直し提案は非常に喜ばれるアプローチです。
お知り合いやお客様に提案する際は、以下のステップを意識してみてください。
- 無理に新電力を勧めず、まずは現在の「契約容量」が適切か確認する
「電気代が高い」と悩んでいる方に、いきなり他社への乗り換えを勧めるのではなく、まずは「世帯人数に対して契約アンペア数が大きすぎないか(例:2人暮らしなのに従量電灯Cで契約しているなど)」を一緒に確認します。これだけで、毎月の基本料金を数百円〜数千円程度下げられる場合があります。
- 紹介の仕事としてのメリット
電気の取次業務は、特別な資格がなくても始められる在宅副業の一つです。お客様の検針票を見せてもらい、適切なプラン(従量電灯BやC、または新電力のプラン)をシミュレーションして提案します。契約が成立した場合に、取次手数料として報酬が得られる仕組みです。成果に応じた報酬となるため、人によって得られる収入には幅がありますが、生活に直結する固定費削減の提案であるため、感謝されやすいという特徴があります。
電気の取次や紹介業務を行う際は、強引な勧誘を避け、消費者の意向に沿った丁寧な説明を心がけることが大切です。信頼関係を築くことで、光回線やウォーターサーバーといった他の固定費削減の相談にも繋がりやすくなります。
まとめ:最適な契約で賢く電気代を抑えよう
従量電灯BとCの違いを理解することは、毎月の固定費を賢く節約するための第一歩です。ご自身の家庭や、紹介するお客様のライフスタイルに合わせた最適なプランを選ぶことで、無理のない節約が可能になります。
現在のご契約内容が分からない方は、まずは今月の検針票を手元に用意して、契約内容の欄をチェックすることから始めてみてください。
※この記事の信頼性:この記事は、電気料金の仕組みや固定費削減に関する最新の公的情報をベースに、固定費ダウン副業ノート編集部が執筆しています。個別の契約変更や工事の詳細については、ご契約中の電力会社の公式サイトをご確認いただくか、カスタマーサポートへ直接お問い合わせください。
よくある質問
- Q. 従量電灯BからCへ変更する際、工事費用はかかりますか?
- A. スマートメーターの交換や設定変更など、電力会社側が行う工事は原則無料であることが多いです。ただし、宅内の配線や分電盤の設備が古い場合、お客様負担での電気工事が必要になるケースがあります。
- Q. 一人暮らしで従量電灯Cを契約しているのですが、Bに変更した方が良いですか?
- A. 一人暮らしであれば、一度に大量の電気を使うケースは非常に稀です。従量電灯Bの30Aや40Aに変更することで、基本料金を毎月数百円から千円以上抑えられる可能性が高いため、変更を検討することをおすすめします。
- Q. 従量電灯BとCで、1kWhあたりの電気代の単価は変わりますか?
- A. 多くの大手電力会社では、従量電灯BとCの電気量料金(使った分だけ払う単価)は同じ段階制の単価に設定されています。ただし、一部の新電力会社では単価設定が異なる場合があるため、契約前に料金表を確認してください。



